【新聞ウォッチ】キーワードは「乗ったまま」トヨタなどが新たな決済・情報サービス

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年3月12日付

●トヨタ、タイでの生産、30万台に拡大、張社長が14日訪問、首相に説明(朝日・13面)

●佐川急便創業者、佐川清氏が死去(朝日・39面)

●経済産業省発表、日本など5カ国、メタンハイドレートからメタンガス採出成功(読売・10面)

●CART開幕戦、高木(トヨタ)“もらい事故”に泣く、ほろ苦日本勢(読売・27面)

●国交省、車いすで乗れるタクシーなどバリアフリー“加速”(東京・3面)

●次世代携帯、KDDI、来月開始、1年で700万台加入見込む(東京・6面)

●ベア難航、トヨタ妥結持ち越し(東京・7面)

●車内で注文、決済瞬時に、三菱商事・トヨタなど2004年商用化(日経・1面)

●中古車登録台数、2月は3.0%減少(日経・13面)

●毎日コミュニケーションズ調査、文系男子はトヨタ1位(日経・15面)

ひとくちコメント

クルマに乗ったまま駐車場やガソリンスタンドなどと無線で情報をやり取りし、注文したり代金を支払ったりできる新しい電子決済・情報配信事業が具体的に動き出す。トヨタ自動車や三菱商事、日本IBM、NTTデータ、三菱電機、デンソーの6社が共同出資会社を設立、2004年からサービスを開始するという。きょうの日経が1面トップで報じている。

自動車にIT(情報技術)を採り入れたITC(高度高速道路システム)を応用するものだが、現在、一部の高速道路で自動支払いサービスを進めている「ETC」などが実用化されているものの、別途に車載機器を購入することやインフラ整備が不完全のため、期待されていたほどの普及には至っていない。

新システムの開発はカーライフをより快適にする手段として結構なことであるが、少子・高齢化が進むなかで市場のニーズがシンプルな小型車に人気が集まっていることも忘れてはならない。

《福田俊之》

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