ナンバープレートを照会していれば殺害は防げた! ---駐車場・拉致殺人事件

自動車 社会 社会

兵庫県警は13日、交通トラブルから大学院生が暴力団員に拉致され、その後に激しい暴行を受けて殺害された事件で、この大学院生の拉致・監禁に使われたクルマに取り付けられていたナンバープレートが偽造されたものであることを明らかにした。

大学院生の連れ去りに使用されたクルマは11日、兵庫県三木市内の山中で発見された。発見当時、このクルマにはナンバープレートがなく、さらにシートをかけるなどして容易に見つからないように偽装していた。

警察が後に確認したところ、このクルマは神戸西署員が現場に到着したとき、最初に逮捕された暴力団組員が使用していた車種と一致した。このクルマには名古屋ナンバーのプレートが取り付けられていたが、一連の事件発覚後に照会を行ったところ、登録されていないことが判明している。つまりは偽造ナンバープレートだったというわけだ。

また、トラブルの発端となった暴力団組長の使用しているクルマに取り付けられていた高知ナンバーのプレートも同様に偽造であることがわかっており、捜査員が到着していた時点で規定どおりにナンバーの照会を行っていれば、その段階で使用者を逮捕することができ、事件を未然に防げた可能性が高くなった。

この点について兵庫県警では「現場の捜査員がなぜナンバー照会を怠ったのかはわからないため、現在調査中」と回答しているが、ミスが連発で次々と判明している……。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. メルセデスベンツの小型SUV『GLB』次期型、プロトタイプの写真…内装は完全公開
  4. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る