株価上昇と円安で資金が…。日産、ルノーの連結子会社を先送り

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日産自動車は28日、ルノー株3780万株を第三社割り当て増資によって取得すると発表した。昨年10月時点では発行済み株式の15%を取得するとしていたが、ルノー株価の上昇や為替の変動により保有比率は13.5%にとどまった。

ルノーが同日開催する臨時取締役会の承認を得て、29日には取得手続きが完了する見こみ。取得価額は2175億円(18億7825万ユーロ)となる。

日産はルノーとの提携時にルノー株を15%まで取得する権利を得ており、昨年10月にこの権利を行使すると発表していた。当時のルノー株価と為替の状況からみて用意した資金で15%を取得できると日産は見ていたが、その後にルノー株価が上昇したことや、大幅な円安により資金が足りなくなった。

今回の株式取得では発行済み株式に占める保有比率が15%に満たないため、ルノーは日産の連結子会社とならない。日産は残り1.5%分については2002年度の業績見こみをみきわめて判断するとしている。

《編集部》

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