【新聞ウォッチ】トヨタ、お膝元の愛知県に本社機能を集中へ

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年4月4日付

●北米新車市場、3月日本勢は好調、米ビッグ3は前年下回る(朝日・12面)

●トヨタ、本社機能を愛知に一元化(東京・9面)

●自動車メーカー外国人3社長の比較(東京・9面)

●自動車中国向け再び“快走”課税解除で回復中(毎日・9面)

●マツダ、開発、生産部門一体化(産経・11面)

●特集企画「安全メルトダウン」組織犯罪の浸食、英へ盗難車ルート(読売・35面)

●原油急騰、パレスチナ情勢緊迫で、国内波及に時間(日経・3面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が現在、東京と愛知県に分散している本社機能を事実上、地元・愛知県に一元化する方針を固めた。きょうの東京の記事によると、豊田市の本社と、JR名古屋駅前に2007年春に完成する新ビルを2大拠点と位置づけ、東京本社に置いてある海外部門は地元に移し、主に渉外・広報部門だけに縮小するというもの。

かつて、トヨタは「三河モンロー主義」と揶揄されていたように、お膝元の愛知県からなかなか離れようとしなかった。だが、1982年の工販合併を契機に、ホンダや日産などに比べ後手に回っていた北米進出や財界活動にも積極的に取り組むようになってからは、本社機能のうち、海外部門などは東京にシフトした。

しかしながら、インターネットの普及で地元に居ても情報収集や交換が容易になったことや2005年には中部国際空港が開港するなど、交通インフラ格差も解消される。本社機能をお膝元に集中されることで経営効率をさらに高めるのが狙いという。

《福田俊之》

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