三菱自動車工業が23日発表した2001年度の実績は、海外生産を除く全ての指標がマイナスとなった。国内生産の減少は7年連続。
同社の2001年度実績は国内生産が前の年度にくらべ15.1%減の81万4615台となった。国内の登録車販売が不調だったことやトラック市場の回復が遅れたことが響いた。
国内販売は新型軽乗用車『eKワゴン』が好調だったものの、全体としては10%近く減少し6年連続の前年割れとなった。輸出は主力のアメリカ向けが微減にとどまったが欧州が半減、アジアも4割の減少となり全体としては2割減と2年ぶりに減少した。
三菱はダイムラークライスラーとの提携によりモデルの再構築を進めており昨年度は商品投入の狭間となっていた。今年は共同開発の第一弾となる『Zカー』が発売され巻き返しをねらう。