窃盗容疑で逮捕の少年、常磐自動車道でのクルマ破壊にも関連?

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茨城県警は8日、先月24日未明から石岡市内の常磐自動車道で発生していた落下物によるクルマ破壊が、別の容疑で検挙した16歳少年の犯行である可能性が高いことを明らかにした。少年が「落とした」と供述している物の中に、実際に使われていたものがあったためで、警察では日本道路公団(JH)脅迫事件との関連も含め、慎重に捜査を続けている。

この事件は先月24日未明から、石岡市内の常磐自動車道で、通行中の大型トラックなどに向かって、高速道路と交差する陸橋上からガスレンジやコンクリートブロックなどが投げつけられ、わかっているだけで6台の被害が出ている。

これと前後して、日本道路公団に対しては「常磐自動車道を走る爆音車両を黙らせないと、次から次に破壊してやる」という脅迫があったため、JH側が落下物による通行妨害事件とともに被害届けを茨城県警に提出。県警では高速道路周辺の夜間パトロールを強化するなどの対策を行っていた。

このパトロールで不審な人物がキャッチされることは無かったが、石岡市内で通行中の女性からハンドバッグなどをひったくり、今月2日に窃盗容疑で逮捕された16歳の少年が、警察の取調べに対して「クルマに向かってガスレンジを投げた」と供述。少年が「投げた」という時刻と、上空から落ちてきたガスレンジでクルマを破壊されたという届け出のあった時刻が非常に近いことがわかった。

このため、警察では窃盗容疑での取調べ後に、この少年を高速自動車国道法違反の疑いで再逮捕すべく、慎重な裏付け捜査を現在進めているという。

《石田真一》

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