【新聞ウォッチ】三菱自動車、30歳にして“親離れ”へ

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【新聞ウォッチ】三菱自動車、30歳にして“親離れ”へ
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール

2002年5月16日付

●トヨタ、04年にも中国でRV車生産へ(朝日・13面)

●トヨタなど3社、数字ボタンなしのPHS来月発売(朝日・13面)

●スズキ、インドとの合弁を子会社化(毎日・10面)

●フィアット、フェラーリ株公開へ (毎日・11面)

●自動車大手5社、3社最高益更新、2社も赤字脱却 (産経・10面)

●三菱重工、三菱自動車を連結対象外に(産経・10面)

●マツダ、2002年3月期決算で2年ぶり黒字、04年度に世界販売30%増計画 (東京・6面)

●ヤマハ発動機、売上高、経常利益とも過去最高(東京・6面)

●奥田碩・日経連会長最後の定例会見「自己採点は50点」(読売・8面)

●NEC、2事業分離、自動車部品はホンダと統合 (日経・13面)

ひとくちコメント

3月期決算発表のピークを迎えているが、自動車メーカーは、最終利益が2年ぶりの黒字に転じたマツダや、社長会見で明らかにした日産を含め大手5社が出そろった。きょうの産経がその分析記事を掲載している。

それによると、トヨタ、ホンダ、日産の上位3社が過去最高益を更新、三菱自動車、マツダも赤字決算から脱却した。コスト削減に加え円安による為替差益が下支えしたことによるものだと報じている。

また決算関連の話題では、三菱重工業が、16.9%の株式を保有する三菱自動車を、今期から連結の対象外にすることを決めたという。

日経などが取り上げているが、すでに34%の株式を保有するダイムラークライスラーの傘下で再建を進めており、6月末からは同社出身のエクロート氏が社長に就任する。

三菱自動車は1970年に重工から分離独立したとはいえ、この30年余り、歴代トップは重工出身者が君臨し続けてきた。一連の不祥事による「経営の荒廃」も親離れが遅れていたのも原因のひとつ。これで社名変更などの根回しもスムーズに運ぶだろう。

《福田俊之》

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