常磐道落下物事件の犯人逮捕---しかし脅迫事件は別人か

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茨城県警は23日、4月下旬から石岡市内の常磐自動車道で相次いでいた異物投げ込み事件の容疑者として、今月2日に窃盗容疑で逮捕した16歳の少年2人を高速自動車国道法違反の疑いで再逮捕したことを明らかにした。

この事件は、4月24日の午前3時から4時ごろにかけ、石岡市内を通る常磐自動車道でガスレンジやコンクリートブロック、木材などが次々に落とされたというもの。走行中のクルマがこれらの落下物と衝突し、6台のクルマが破損するなどの被害を受けた。

この妨害事件とほぼタイミングを同じくして、日本道路公団(JH)には「常磐自動車道を走る爆音車両を黙らせないと、次から次に破壊してやる」という脅迫文や電話が寄せられていた。警察では、この脅迫者と落下事件の犯人に関連性があるとして捜査を続けていたが、今月2日にひったくり容疑で逮捕した少年2人が「面白半分で高速道路にゴミを投げ込んだ」と供述していることがわかった。

取調べで少年らが「投げ込んだ」と記憶していたものと、現場から回収された落下物がほぼ一致しており、この件に限っては少年2人が行った犯行であることが確実となり、今回の再逮捕に至ったという。

ただ、この少年は2人とも脅迫事件については「全く知らない」と容疑を否認しており、JHで保存していた脅迫電話の声とも異なっていることから、脅迫については別の男が関与しているものとみて捜査を続けていく方針だ。

《石田真一》

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