トヨタ自動車は新型コマーシャルバンの『プロボックス』と『サクシード』を本日発表、発売した。マーケット的には『カローラ・バン』や『カルディナ・バン』の後継にあたるが、乗用車派生ではなく、専用に開発されたコンパクトクラスのコマーシャルバンである。
トヨタが最初に世に送り出した最初の自動車は貨物車であり、トヨタの商用車は日本経済とともに発達した、とプレゼンテーションではうたわれており、開発に力の入った新型車である。報道発表会で張富士夫社長は「開発にあたっては徹底した市場調査を行なった。『ビジネスカーの革新』としたい」と力強く語った。コマーシャルバンの全国の保有台数は145万台、月販は1万1000大規模の市場で、トヨタはシェア50%を占めている。
エンジンは1.3と1.5リットルのガソリン、そして1.4リットルのコモンレール式ターボディーゼルも設定された。全長は『プロボックス』が4195mm、『サクシード』が4300mmとコンパクトだが、商用専用デザインとしたおかげで積載量ではミディアムクラスを上まわる。
価格は87万円(プロボックス、DX-J、1.3、2WD、5MT)から161万5000円(サクシード、UL“Xパッケージ”、1.5リットル、4WD、4AT)まで。月販目標はカローラ店ならびにネッツ店扱いのプロボックスが5000台、トヨタ店ならびにトヨペット店扱いのサクシードが2000台。
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