米国株高を好感した買いが入ったが、売り物も多く、平均株価の上値は重い。1ドル=119円台への円安進行で、ハイテク株中心に買いが入り、全体相場は3日ぶりに小反発した。自動車株は上げる銘柄が目立った。
トヨタ自動車が前日比45円高の2870円と反発。この日、米GMと共同開発した新型車『ヴォルツ』を発売。帝国データバンク発表の2001年度法人申告所得ランキングでトップになるなど(9371億円で前年度比38%増)材料に事欠かないが、9日の高値3140円から10%強の調整を強いられたことから割安感が強まったようだ。
日産自動車、ホンダもそれぞれ24円高の875円、140円高の4920円と、円安進行を好感した買いが入ったことで反発した。三菱自動車工業、マツダが反発し、ダイハツ工業、スズキもしっかり。
こうした中、富士重工業だけが2円安の453円と小幅続落。