日本自動車工業会が29日発表した7月の生産実績によるとメーカー11社中8社が前年水準を上回った。減少したのは日野自動車、ダイハツ工業、富士重工業の3社。
トヨタグループはトヨタ自動車が0.5%の増加となったもののトラックの日野、軽のダイハツがいずれもマイナスとなった。日野は国内トラック市場の厳しさを反映し前年比3.4%のマイナスとなった。ダイハツは7.3%のマイナスと大きく減少した。富士重工業は主力の『レガシィ』がモデル末期を迎え販売が緩やかに減速していることなどから1.6%の減少となった。
今月生産がプラスとなったのは輸出が増えたメーカー。国内を主力としているメーカーは市場低迷の影響をもろに反映した。
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