【ホンダ『モビリオ・スパイク』発表】でっかい『That's』ではありません

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ『モビリオ・スパイク』発表】でっかい『That's』ではありません
【ホンダ『モビリオ・スパイク』発表】でっかい『That's』ではありません 全 4 枚 拡大写真

今回発表された『モビリオ・スパイク』は、昨年12月に発売された『モビリオ』の名前を冠に乗せているが、実際には全く異なるイメージのクルマとなった。元祖の方はヨーロッパの路面電車(LRT)をモチーフにしているが、こちらはガレージボックスだ。“箱”というだけあり、スクエアなイメージはより強調されている。パッと見ただけの印象では、巨大化した『That's』(ザッツ)という感じがする。

全く違うイメージなのに、あえてモビリオの名称を踏襲した理由とは何か。その理由について、和光研究所デザインAスタジオの村上邦俊研究員は「当初は違う名前にすることを考えていたようなのです」と笑う。実は発表ギリギリまで別の名称にすることが検討されてきたようなのだが、内部で「これも新しいモビリティだろう」という声が強くなり、急きょ決まったらしい。

『フィット』から続くグローバル・スモールプラットフォームを採用しており、ホイールベースもモビリオと同一。運転席と助手席のドアに前傾ヒンジを採用し、開口面積を広げていることも変わらない。そうした意味ではモビリオ・シリーズだと言ってしまっても違和感がないのも事実だ。

モビリオとの最大の違いはCピラー部分を極太サイズとして、荷物の収納スペースを確保したこと。気になるのは後方の見切りがピラーによって阻害される心配のあるということだが、村上さんいわく「モビリオよりは低下していますが、たとえCピラー部分に窓があったとしても、運転席からは角度の関係で小さくしか見えません。ですから窓が無くても実害は生じないということが実験でわかっています」とのこと。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 軽オープンスポーツカー、2代目ダイハツ『コペン』が誕生!!
  2. ランドローバーが『ベイビーディフェンダー』発売ってほんと? これが市販デザインだ!
  3. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  4. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  5. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る