【ホンダ『モビリオ・スパイク』発表】マルチマチックSの7速モードはこう使え

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【ホンダ『モビリオ・スパイク』発表】マルチマチックSの7速モードはこう使え
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『モビリオ・スパイク』では新開発された1.5リットルVTECエンジンに、「ホンダマルチマチックS」(CVT:無段変速オートマチック)が組み合わされる。ベーシックグレードを除く上位2グレードには、擬似的にマニュアル変速を行える「7スピードモード」が追加装備されている。

これは本来は無段階変速であるCVTにソフトウェアコントロールによる制御を組み込んだもの。スパイクでは擬似的に7段変速の設定が行ってあり、ステアリング右下のメインスイッチを「D」あるいは「S」のときにプッシュすることで無段から7段に切り替わる。

モードは通常のAT車と同じく、コンピューターが適切なギアを選択して自動的に切り替える「7速オートシフトモード」。ユーザーがステアリング左右の+/−ボタンを押し、自分の好きなギアを選択できる「7速マニュアルシフトモード」の二つが用意されている。後者の場合、選択したギアできっちりとレッドゾーンまでエンジンを回すことができ、これによって爽快な走りを楽しむことができる。

7速モードを採用した理由について、栃木研究所でパワートレインを担当する中村敬さんは「7つぐらいで区切るのがパワー的にちょうど良かった。エンジンパワーを有効に使えています」と語る。ただし、7スピードモードの採用はスポーティな走りを想定したものではないようだ。

「このクルマの性格上、スポーティな走りを楽しむというより、むしろ重い荷物を積んで山道を走るような際、積極的にギアを落とせるようにすることを考慮しました。ご存知かと思われますがCVTにはギアをダウンさせるという概念がありません。無段変速の中に擬似的なギア設定を設け、もうちょっと…というパワーをクルマに与えることが本当の狙いですと中村さんは語る。

とはいえ、平地で故意にギアを落とせば飛び出すような加速感も味わえるそうで、一粒で二度おいしいシステムになっているのは間違いない。

《石田真一》

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