AHS研究組合が平成13年度の実験結果を発表

自動車 テクノロジー ITS

AHSとは、(Advanced Cruise-assist Highway Systems:走行支援道路システム)の略称で、道路と自動車が無線通信により連携し、ドライバーに対してリアルタイムで情報提供や警報、操作支援を行う走行支援システム。

たとえば、交通事故が発生しようとしている場合、ドライバーはその事象を認知し、回避するための判断と操作を瞬時に行う必要がある。AHSはそれらの3つの行動を「情報提供機能」「警報機能」「操作支援機能」という3つの機能でドライバーを支援する。

AHS研究組合では、平成13年度に行ったAHS実験の結果を発表した。実道実証実験を行うために国土交通省国土技術政策総合研究所の試験走路での実験を行うと同時に、実路実証実験の場所を調査・選定することだった。

試験走路において、AHSのサービスの有効性、受容性、設計値の検証、ネガティブチェックに関する事前実験を実施したところ、AHSのサービスを受けることでドライバーの挙動は安全性が高まったという評価を得た。 たとえ情報の安全度が100%でないときでも、慎重運転を促す情報の提供によって、不安全を軽減できることも判明したとしている。

AHSによって、ドライバーの挙動はより安全性の高いものになるということが判明した。この実験結果に伴い、今後は実道での実証実験を行い、AHSの有効性を実証することになる。

《編集部》

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