【新型『スカイライン・クーペ』発表】北米市場からの要求と、大陸で磨かれました

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【新型『スカイライン・クーペ』発表】北米市場からの要求と、大陸で磨かれました
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『スカイライン・クーペ』は日本での販売に主眼を置いたモデルではない。年間目標販売数1万6500台のうち、2/3強を北米で売り、残りが日本で…ということになりそうだ。北米では昨年秋の発売以来、品薄状態が継続。フネを降ろした瞬間には行き先が決まっているという状態らしい。

とにもかくにもスタイル重視のクルマという印象を受けるが、車両本体の開発はどのように進められたのか。スカイライン・クーペの車体開発を担当した第一車両開発部・第二車両開発センターの綱島正人さんは「スタイルありきで始まったクルマで、パワートレインの開発もスタイル重視で進行しました。すでに決まっていたスタイルの中にメカを入れるという感じで、そのあたりが従来の日産車とは大きく異なります。というか後にも先にもこれぐらいでしょう」と説明する。

「スカイラインというのは日本ではスパルタンなイメージのクルマですが、北米の販売チャネルであるインフィニティからの要求は“スマート&セクシー”でした。こうしたクーペを購入するお客様は30歳代のエグゼクティブで、クルマにゆったりとした乗り心地を求め、スムーズに加速することを望む。スタイルは華麗じゃなきゃダメだけど、上質な乗り心地はスタイルの犠牲になってほしくないという、そんな無茶な要求を普通にしてくるので…、大変でした」と笑う。

足回りやエンジンを含め、最終的な開発は北米に拠点を移して行われたが、「テストコースでなく、広大な大陸をガンガン走ったことでかなり磨かれました。その点から考えても従来の日産車とは一線を画します。ぜひ一度お乗りいただいて、国際的なクルマに成長したスカイラインを味わってほしいですね」

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《石田真一》

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