泥酔状態で死亡事故を起こした男、免許証は20年前に取り消されたままだった

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飲酒運転の末に赤信号を無視して交差点に進入し、自転車に乗っていた17歳の少年をはねて死亡させたとして、大阪府警は23日、業務上過失致死と道路交通法違反容疑で41歳の男を逮捕したことを明らかにした。この男、約20年前に免許を取り消されて以後の再取得歴がなく、事故当時は無免許状態だった。

大阪府警・住之江署の調べによると、事故が起きたのは22日の午後9時40分ごろだったという。大阪市住之江区西加賀屋4丁目付近の府道交差点で、近くに住む17歳の少年が自転車で横断していたところ、赤信号を無視したクルマが交差点に進入し、この少年をはねた。少年はクルマにはねられた際に頭を強打しており、それが原因で死亡している。

警察ではクルマを運転していた41歳の男を業務上過失致死と道交法違反(無免許運転)容疑で逮捕したが、当時この男は立っていられないほどの泥酔状態で、しかも運転免許証は約20年前に取り消されたままで、再取得歴はなかった。

警察の取り調べに対し、この男は「赤信号を無視した」と供述。信号が赤であることをわかっていながら、交差点に進入したということを認めていることや、泥酔状態に加えて長年の無免許状態だった点を考慮し、警察では男の容疑を業務上過失致死から危険運転致死容疑に切り替えることを検討しているという。

《石田真一》

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