「壊した積荷を弁償しろ」と中学生を監禁したトラック運転手を逮捕

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大阪府警は23日、「配送中の家具が壊れた、弁償しろ」と因縁をつけ、15歳の少年を監禁していた21歳のトラック運転手の男を営利略取、監禁、恐喝未遂の現行犯で逮捕していたことを明らかにした。

大阪府警・河内署の調べによると、22日の午後11時ごろ、東大阪市に住む少年から「友人がクルマに監禁されており、返して欲しければカネを持ってこいと言われている。自分も行かなくてはいけないが怖い」といった内容の110番通報が寄せられた。警察では少年が呼び出されていたスーパー駐車場に捜査員を急行させたところ、駐車場内で若い男2人が乗った不審なクルマを発見。うち1人が監禁されていた中学生と判明したため、警察では同乗していた21歳の男を営利略取、監禁、恐喝未遂の現行犯で逮捕した。

警察の聴取に対し、少年2人は「19日深夜にトラックと接触事故を起こしそうになったが、22日になってそのときの運転手に見つかって“壊した品物の代金を弁償しろ”と脅された」と供述したという。

対して、逮捕された運転手は「19日深夜に少年らの自転車と接触しそうになったので急ブレーキを掛けたら積荷の家具が壊れた。現場付近で探し回っていたら、たまたまそのうちの1人を見つけたために弁償させようと思った。脅迫して監禁したつもりはない」と供述しているという。請求した金額は壊した家具の相当額15万円だが、警察では積荷が破損したという事実を確認できていないとしている。

警察では双方から事情を聞き、さらに詳しく調べを進める方針。

《石田真一》

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