【国交省スマートコミュニケーション実験】DSRC端末とか、今後の展開は…

自動車 テクノロジー ITS
【国交省スマートコミュニケーション実験】DSRC端末とか、今後の展開は…
【国交省スマートコミュニケーション実験】DSRC端末とか、今後の展開は… 全 1 枚 拡大写真

気になる今後の展開だが、スマートコミュニケーション実験に参加したエンジニアは「技術的にはほぼ完成しており、今回の実験は細部の煮詰めと、実験公開を通じて市場ニーズを探るのが狙いです」という。

国交省はネット接続から飲食店、駐車場での決済サービスまで共通のDSRC端末でこなせるよう規格を整備した後、2004年に愛知県で開かれるITS世界会議の周辺地域で先行サービスを展開する。あとは、飲食店やガソリンスタンド、ネットプロバイダなど、関連業界の投資判断にかかっている。

メーカー側はサービス動向をにらみつつ、「カーナビにDSRC端末を組み込んだり、DSRCモデムを商品化するなどして売っていくことになるでしょう」(三菱電機)と話す。サービスが先か、対応車載器の普及が先かという“ニワトリと卵”論争はついてまわるし、この不景気下で、飲食店やガソリンスタンド店などは、路側アンテナの設置費用を回収できるだけの集客が見込めるか慎重になりそう。

ただ、この手のサービスでネックとなる通信コストを定額制などの形にしやすいため、ネット接続などのサービスを中心に、意外と普及が進むかもしれない。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  2. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  3. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
  4. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
  5. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る