【春闘2003】定昇制度も相次いで見直し

自動車 社会 社会

トヨタ自動車をはじめ「ベアゼロ」要求が、03年自動車春闘の特徴だが、勤続に応じて賃金があがる「定昇」の見直しも潮流となっている。ホンダは、すでに昨年10月から組合員のうち、入社10年前後の主任級の定昇を廃止、成果主義に移行した。07年度からは月次の給与が減額されるケースも出る。

トヨタは、今春闘で技能職の年齢給廃止について労使が協議する。同社の年齢給は定昇の大部分を構成するもので、事務・技術職についてはすでに1999年に廃止されている。技能職の廃止時期は未定だが、年齢給に代わって職能基準給などのウエートが高まることになり、能力重視の給与体系になる。

日産自動車はホンダに先駆け、01年から管理職手前の係長級について定昇を廃止している。定昇の廃止は「必ずしも人件費総額の減額につながるわけではない」(ホンダの雨宮高一副社長)ものの、国際競争にさらされる自動車業界には避けられない選択肢となってきた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  5. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る