【新聞ウォッチ】現場の作業服一新でも“ニュース”になる日産

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年3月28日付

●イラク戦争1週間、米,軍の展開再調整、首都攻略、根強い抵抗、(読売・1面ほか)

●トヨタの住宅販売、来年にも分社化(読売・10面)

●横浜地検交通部副検事、“暴走”無免許運転で25キロオーバー(読売・39面)

●作業服にも「ゴーン改革」ブランドとの一体感生産現場で浸透狙う(朝日・13面)

●オピニオンワイド「みんなの広場」公務員、議員はゴーン氏を見習え(毎日・7面)

●交通安全ポスターデザイン特集、事故ゼロ、願い込め(毎日・27面)

●2月の自動車生産、戦争で米需要減り前年比微増(東京・9面)

●日産の合弁、広州に本社、中国・東風と合意、資本金2700億円(日経・13面)

●曙ブレーキ、最終赤字、今期配当見送り(日経・19面)

ひとくちコメント

日産自動車が4月から、工場や研究所などで着用する作業服やシューズを14年ぶりに一新するという。「現場のユニホームにもゴーン改革」とのタイトルで、きょうの朝日が経済面で報じている。

JALやANAが乗務員のコスチュームを“衣替え”したときなどはマスコミにもよく取り上げられるが、自動車メーカーが作業服を一新しただけで、記事になるのも珍しい。朝日によると、ゴーン社長は「V字形回復」持続のために、ブランド力強化を進めており、原動力となる生産現場に、ブランドとの一体感を持ってもらうのが狙いという。また、デザイン戦略グループの袴田浩司主担は「日産ブランドに愛着を持ってもらい、商品やサービスの向上につなげたい」とコメントしている。

筆者の知人も日産の追浜工場に長年勤務しているが、マイカーをホンダ車から、最近、ようやく日産車に乗り換えたという。社内では抵抗勢力が影を潜め、ゴーン改革が生産現場まで浸透してきたことは間違いない。

《福田俊之》

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