逆走!! 76歳、初めての高速道路で頭の中が真っ白に---告白

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7日午前、関越自動車道・下り線で、76歳の男性が運転する軽トラックが追い越し車線を25kmも逆走するというトラブルが起きた。目撃者の通報が相次いだことから警察が一部区間を閉鎖。このトラックとド ライバーを保護する騒ぎになった。

埼玉県警と群馬県警の両高速隊の調べによると、事件が発生したのは7日の午前11時ごろだったという。埼玉県と群馬県の県境近くの関越自動車道・下り線を走っていた複数のドライバーから「下り線の追い越し車線を軽トラックが東京方面に向けて逆走している」との通報が寄せられた。

これを受けた埼玉県警・高速隊は花園インターチェンジ(IC)付近の下り線をパトカー数台で完全にブロックして通行止めにするとともに、群馬県警のパトカーは上り線を走行して逆走車両の捜索を行った。約15分後、下り線を逆走する軽トラックを群馬県警・高速隊のパトカーが発見。連絡を受けた埼玉県警・高速隊のパトカーが下り線から停止を呼びかけ、ドライバーを確保した。

警察の調べに対し、逆走した軽トラックを運転していた76歳の男性は「道を間違えたのでUターンしようと思った」と供述。「途中で1台の乗用車と接触して以後、頭が真っ白になって何も覚えていない」と付け加えた。

この男性は上信越自動車道の下仁田ICから高崎ジャンクション(JCT)を経由、北関東自動車道に向けて走行する予定だった。ところが高崎JCTで分岐する北関東道に入ることができないまま、関越道の下り線を直進。高崎IC付近で道を誤ったことに気づいてUターンしたが、再び合流に失敗し、そのまま下り 線を東京方向に向けて25kmも逆走してしまったらしい。

男性は免許取得後の運転歴40年というベテランだったが、高速道路を運転するのはこの日が初めて。警察では人身事故に発展しなかったことから、本人に厳重注意をした上で道路交通法違反(高速自動車国道等運転者遵守事項違反)を適用したという。

《石田真一》

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