被害3億円、台数は今も不明---窃盗グループ壊滅へ

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埼玉県警と茨城県警の合同捜査本部は9日、千葉県や茨城県を中心に1都5県で高級乗用車や建設用重機を盗み、海外に不正輸出するなどして転売していた自動車盗難グループ21人を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。被害総数は185件、被害総額は推定で3億円近くに上るという。

埼玉県警と茨城県警の合同捜査本部によると、今回逮捕されたのは52歳の男を中心とした窃盗グループと、海外への転売を引き受けていた57歳の暴力団員ら合計21人。犯行に加担していたとされる残る20名あまりの行方を現在も追い続けている。

調べによるとこのグループは2000年5月ごろから千葉県内や茨城県内に点在する工事現場から建設用重機を盗み出して転売側主犯格の暴力団員に転売。暴力団員は安価で買い叩いた重機を東南アジア圏に輸出。差益による荒稼ぎを行っていた。

また、2001年ごろからはターゲットを国産の高級乗用車に変更。こちらは海外には流さず、主に暴力団関係者に向けて販売していた。推定される被害総額は約3億円とされていたが、正確な被害台数はわかって いない。犯行グループの記憶にあるものや、その手口から換算した台数は185台となっているが、これはさらに増えそうな勢いだという。

警察では盗んでくる側、それを買い受ける側の両面から捜査を続け、今回の一斉逮捕にこぎつけたとしている。

《石田真一》

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