スズキは20日、国内の小型車販売で、2003年度は7万台の販売を目指す方針を明らかにした。2002年度は悲願の年間6万台をようやく達成。今年度の公表計画は、前年度並みの6万台としているが、徐々に上乗せを目指す方針だ。
スズキの2002年度の小型車販売実績は、前年度にくらべ20.4%も増えて6万台に到達した。同社の鈴木修会長は「登録車も、せめて6万台は販売したい」と、かねてからマスコミを前に強調していたが、この公約を達成した形だ。
軽専業メーカーとはいえ、収益確保の面では、軽よりも利幅の大きい登録車をしっかり売っていく必要がある。今年は、ゼネラルモーターズの「シボレー」ブランド車の取り扱い車種も増え、さらに登録車の販売を強化していく考えだ。