日野自動車とカヤバ工業は、共同開発した特殊車両を27日から31日まで東京ビッグサイトで開催している「2003年NEW環境展」に出品すると発表した。剪定した枝を細かく粉砕し、堆肥として再利用できるようにした。
共同開発した特殊車両『タウンビーバーFシリーズ』は、日野の小型トラック『デュトロ』に専用架装したもので、街路樹などの剪定で発生する枝を粉砕・運搬する。
従来型のタウンビーバーは、枝を5cm程度にまでしか粉砕できなかったが、新型では、これを5mm以下にし、さらに繊維状にほぐすことができるようにした。これにより、従来は焼却処理していた剪定枝が、堆肥として再利用できるようになるという。発売は今秋を予定している。