【新聞ウォッチ】首都の道路が危ないぞ、環七など突然陥没の恐れ?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年6月18日付

●首都圏の道路に落とし穴、環七、環八、埋設水路572カ所(読売・1面)

●フォード100年、再生の道険しく、トヨタなど攻勢、売れる車少ない(読売・8面)

●高速バスに「ネット乗車券」予約し自分で印刷、日本旅行が導入へ(朝日・11面)

●泥棒の居場所を察知、GPS搭載電動自転車、ナショナル、セコム販売へ(毎日・8面)

●三菱ふそう、川崎重工でリコール届け出(毎日・25面)

●道路公団お騒がせ、「改革派」を次々左遷、OB、抗議文提出へ(毎日・27面)

●小型トラック買い替え急増、いすゞ、藤沢工場3割増産(産経・11面)

●役員報酬と退職慰労金、株主関心広がる開示、日産など続々(産経・11面)

●ディーゼル車排ガス規制、国庫補助2カ月で中止、申請殺到「予算40億円」超す、首都圏自治体は反発(東京・1面)

●日経平均、終値も9000円台、半年ぶり回復(日経・1面)

●パーク24、4月中間経常利益26%増(日経・17面)

ひとくちコメント

交通渋滞でイライラする以外は、日頃心配せずに走っていた東京都23区の道路が、突然陥没する恐れがあると、きょうの読売が一面トップで大きく報じている。環状七号線などの道路の地中に、崩落する危険性のあるコンクリート制水路が大量に埋設されていることが、都の調査で判明したからだ。

調査結果によると、判明しただけで572カ所、このうち環七だけで128カ所もあったという。しかも、「埋設水路」は東京オリンピック以前の1950年代に敷設され、耐用年数を超えているものが大半とみられている。記事では「このまま放置すると、大型トラックなどがひんぱんに往来する道路などは突然陥没する恐れがある」と、警告している。

都では補修工事など緊急対策に乗り出したというが、「用済みのまま40年近くも放置」していたツケがまわってきたというわけだ。都が導入を検討しているロードプライシングの徴収金を欠陥道路の“穴埋め”に使われるようではシャレにならない。

《福田俊之》

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