クルマが壊れる!? 重量級の競走馬、国道を散歩

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8日午後、北海道苫小牧市内の国道36号線で、市内の厩舎から逃げ出したばんえい競馬用の競走馬(ばん馬)が疾走するというトラブルが起きた。幸いにもクルマとの衝突事故を起きなかったが、現場付近は約1時間に渡って混乱した。

北海道警・苫小牧署の調べによると、事件が起きたのは8日の午後4時ごろだという。「苫小牧市糸井付近の国道36号線に巨大な馬が走っている」と通行中のドライバーから110番通報が寄せられた。署員が現場に急行すると、ゆっくりとしたスピードでばん馬が走っており、中央分離帯寄りを室蘭方向に向けて西進していた。

ばん馬は「鉄そりを牽引させた状態でレースを行う」というばんえい競馬に出場する競走馬。馬体はサラブレッドより二回りほど大きく、足も太い。馬体重も1トンを超える馬が多く、そんな馬が路上を進行したため、付近の交通は大混乱。接触した場合にはクルマの方が壊れる可能性があるため、ドライバーは可能な限り路肩に寄り、中央分離帯のスペースを空けて馬の進行を見送った。

後の調べでこのばん馬は市内の厩舎から逃走を図ったことがわかり、午後4時30分ごろに到着した所有者が馬運車に誘導し、御用となった。警察では所有者から馬が逃走した経緯について事情を聞いているが、「クルマと関係する事故が発生しなくて良かった」と胸を撫で下ろしている。

《石田真一》

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