【新聞ウォッチ】日・米「決算基準」の魔術!? トヨタが“大幅減益”

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【新聞ウォッチ】日・米「決算基準」の魔術!? トヨタが“大幅減益”
【新聞ウォッチ】日・米「決算基準」の魔術!? トヨタが“大幅減益” 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕◯◯今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年8月1日付

●いすゞ、日野、バス事業統合は持ち株会社方式で(読売・8面)

●コンパクトカー、女性に照準、日焼け防止ガラス、脱臭エアコン(読売・11面)

●東京北区、10メートル陥没(読売・31)

●道路公団、内部告発者を解職、副支社長から調査役(朝日・3面)

●03新社長:炭竈紘樹・東京日産販売社長「第2の創業期改革断行」(朝日・8面)

●マツダ「RX-8」好調 売上高10%増加(毎日・9面)

●規制まで2ヶ月、対策が急ピッチ、ディーゼル車の排ガス(毎日・22面)

●道路予算に"成果主義"交通事故減や渋滞解消進めば手厚く、国交省「無駄遣い」是正(産経・2面)

●VW旧ビートル歴史に幕、メキシコ工場生産打ち切り(産経・6面)

●日産、四半期決算を初公表 売上高一兆6498億円(産経・7面)

●トヨタ自動車、広州汽車との合弁合意は月末に(産経・7面)

●キャッチ・宗国旨英・自工会会長「クルマ見に来て」(産経・7面)

●日産九州工場増産見通し、ゴーン社長表明(東京・8面)

●トヨタ、米国会計適用 日本基準より2000億円縮小 前三月期最終益(東京・8面)

●日産・ルノー、エンジンも共同開発6機種来年から量産(日経・1面)

●国の公共工事、トヨタ流でコスト圧縮、資材算定を厳格化(日経・5面)

●フィアット、最終赤字2割減 4-6月(日経・9面)

●日産ディーゼル、23億円の経常黒字 4-6月(日経・17面)

●トヨタ系の10社大半が計画を上回る 4-6月経常利益(日経・17面)

●三菱ふそう「ファイター」などリコール(日経・34面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が集計した米国会計基準による2003年3月期連結決算によると、最終利益が前期比34%増の7509億円となり、先に発表した日本基準(9446億円、同53%増)に比べると2000億円近く縮小していることがわかった。きょうの日経などが報じている。

売上高も日本基準の16兆542億円に対し、米国基準では15兆5015億円、営業利益も米基準のほうが920億円少なかった。日経の記事では「連結対象範囲の違いなどから二つの基準で決算数値が違っている」と説明しているが、さらに、東京は「厚生年金基金の代行返上利益の計上を認められた決算期が日本では前期、米国では今期となったのが主因」と具体的に解説している。

いずれの理由にしても紛らわしい。このため、トヨタではグローバル経営の実態にあわせ、2004年3月期から米国基準に統一するという。

《福田俊之》

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