国土交通省所管の運輸低公害車普及機構は、京浜トラックターミナル(東京都大田区)内にあるメタノールスタンドを8月末で閉鎖する。同スタンドは昭和62年5月に完成し、低公害燃料供給施設の先駆け的存在だったが、最近はCNGなどに押されて利用が減少。月間の利用回数も数回という状況が続いていた。
現在でもCNGをはじめLPG、DME(ジメチルエーテル)、バイオエタノールなど様々な低公害燃料が普及にしのぎを削っているが、近い将来、“低公害化競争”に破れた燃料を供給するSSが、同じようにひっそりと閉鎖されるかもしれない。