ドイツGPの勝利でトップを走る王者ミハエル・シューマッハに6ポイント差まで迫ったウィリアムズのフアン・モントーヤ。チームメイトのラルフ・シューマッハはホッケンハイムでリタイア、しかもハンガリーGP予選で10グリッド降格のペナルティを受けるなど、チャンピオン争いからは一歩後退。しかもラルフは兄に対して強気のパフォーマンスができないとの批判もあることから、ラルフがモントーヤのサポートに回される可能性もある。
「両ドライバーとの了解事項は明確だ。彼らはお互いを相手としてレースをすることができる。ただし、チームのリザルトを危険にさらすような場合は容認されない。しかしそれらは両ドライバーが計算上タイトルを獲得することができる場合に限る。そうでなければ、どちらかにアシストをお願いすることになるだろう」とテクニカルディレクターのパトリック・ヘッド。
あからさまなチームオーダーが禁止となった今シーズン。しかし予想外の接近戦となったため、残り4戦ではチームオーダーもありえる状況になりそうだ。