トヨタ自動車は28日、『クルーガーV』をマイナーチェンジし発売した。新たに7人乗り仕様を追加するとともに、カローラ店でも『クルーガーL』の名称で取り扱うようにした。
新設定した7人乗り車は、荷室部分に格納可能な3列目シートを装備。ワンタッチフォールドダウン機構により、5人乗り仕様車と同様に、フラットなラゲージスペースを実現した。2列目シートは、レバーを引き上げることでシートを前倒しすることができるウォークイン機構を採用し、サードシートにスムーズに乗り降りできるようにした。
外観はフロントグリルやフロントバンパー、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどのデザインを変更。内装は、ブラック基調のインストルメントパネルや、ブラックとグレーの内装色を採用し、スポーティー感を高めた。全車、国土交通省の「超-低排出ガス車」認定を取得したほか、2010年燃費規制をクリアし、グリーン税制による減税措置の対象車とした。
同モデルは従来、ビスタ店の専売車種だったが、販売てこ入れのため、カローラ店でも取り扱う。販売目標は月間2000台。メーカー希望小売価格は「2.4S」の7人乗り車256万円、「3.0S」の7人乗り車が288万円。