【マツダ社長交代】ブース前社長を待ち受ける難事業

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【マツダ社長交代】ブース前社長を待ち受ける難事業
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ルイス・ブース前マツダ社長が、フォード・ヨーロッパ社長に就任することが発表されたが、ブース氏を待ち受けるのは、苦境に陥った欧州部門の建て直しという難事業だ。

もともと、欧州部門の事業建て直しの計画を立てたのは、現在フォード本社の最高執行責任者(COO)ニック・シェイラ氏が、欧州事業を担当していた2000年のこと。同氏がたてた計画をもとに、フォード・ヨーロッパは3年間で、2000人の人員削減を行い、イギリスでの生産を中止するなどのリストラを行ってきた。

にもかかわらず、フォードの欧州部門は、今期も第2四半期に5億2500万ドル(614億円)の赤字を計上。第3、第4四半期も、赤字が続くものと見られている。前フォード・ヨーロッパ社長のマーチン・リーチ氏が、突然辞任したのも、終わりの無い難事業に根をあげたため、とみられている。

今回の人事は、ルイス・ブース氏の手腕に対する期待が込められていると見るのが妥当だろう。しかし、1996年から1997年まで、マツダの社長を務め、その手腕を買われてフォードの最高財務責任者(CFO)に抜擢されたヘンリー・ウォレス氏が、2001年に突如解任されたように、求められるのは「手腕」ではなく「実績」なのは言うまでもない。

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