日産自動車と日産ディーゼル工業は1日付で、積載量1〜2トン級の小型トラックの開発から生産・販売を手掛ける共同出資会社を設立したと発表した。昨日、資本増強による経営再建策を発表した日産ディーゼルにとっては、今後の再建の成否にもつながるプロジェクトとなる。
新会社の社名は「日産ライトトラック株式会社」。埼玉県上尾市に本社を置き、設立時の資本金は10億円で、日産が85%、日産ディーゼル15%を出資した。将来は150億円まで増資するとともに、日産ディーゼルの持株比率は最大25%までの引き上げが可能。
社長には日産のプログラムダイレクターであるアンディ・パーマー氏が就任した。当初の従業員は119人。新会社による商品投入は2006年をメドとする。国内のみならず、中国、欧州などグローバルに販売する計画だ。