【新聞ウォッチ】申告所得、トヨタ4年連続首位、ただし50億円を所得隠し

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年10月8日付 

●円加速、欧米109円台、日銀介入の観測(読売・1面)

●大企業申告所得、トヨタ4年連続首位(読売・2面)

●新ビッグ3戦略、トヨタの挑戦「良き米市民」攻めへ転換(読売・8面)

●日産プレジデント、新型久々登場(読売・8面)

●佐藤琢磨来季から正ドライバー起用、BARホンダ(読売・23面)

●来日中のGM副社長に聞く「次世代環境技術燃料電池車柱に」(朝日・11面)

●トヨタ50億円申告漏れ、名古屋国税局20億円を追徴課税(朝日・1面)

●工事渋滞解消、貢献に奨励金、国交省が提言(朝日・1面)

●管代表、アクアライン「宝の持ち腐れ」バスで視察(朝日・4面)

●「低公害車」競争が激化、技術競うメーカー、低価格化、課題に、GM副社長、燃料電池車戦略、10年にガソリン車並み価格(毎日・9面)

●低公害車購入なら手当支給、大和ハウス、業務と兼用のマイカー(日経・12面)

●日本精工、タイでトヨタへ供給、ベアリング生産増(日経・13面)

ひとくちコメント

国税庁が2002年度中に決算を迎えた大企業(資本金30億円以上)の申告所得をまとめ、上位50社を発表した。きょうの各紙が取り上げているが、トップは4年連続でトヨタ自動車、2位は東京電力、3位はホンダだった。

トヨタは海外生産が堅調で、前年度比5.5%増の9887億円。東電は4.6%減の3483億円。ホンダは北米やアジアへの輸出が伸び、13.3%増の3164億円で5位からアップした。

一方、朝日は同日付の1面準トップで、でトヨタ自動車が名古屋国税局の税務調査を受け、02年3月期までの2年間で約50億円の申告漏れを指摘されていたことがわかったと報じている。このうち10億円前後は、業績不調の海外子会社に支払う販売促進費を水増しするなどして利益を圧縮していたという。

子会社を支援するための「利益移し」とみられ、同国税局は意図的な所得隠しにあたるとして、重加算税を含め約20億円を追徴課税(更正処分)した模様。申告所得もビッグだが、脱税額もケタが違う。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る