【CEATEC JAPAN2003】実用化試験が始まった地上波デジタルラジオ

自動車 テクノロジー ITS
【CEATEC JAPAN2003】実用化試験が始まった地上波デジタルラジオ
【CEATEC JAPAN2003】実用化試験が始まった地上波デジタルラジオ 全 4 枚 拡大写真

地上波デジタル放送の導入は目前まで迫ったが、その裏で導入されるもうひとつの地上波デジタル放送がある。それが地上波デジタルラジオ(地上デジタル音声放送)だ。

現在もアナログテレビの7ch帯(190.214286MHzを中心とした約4MHz帯)を使い、試験電波の発射が東京タワーと生駒山から行われているが、今月10日から東京と大阪で実用化試験を前提とした本格的なフィールドテストが開始される。既存のラジオ局やテレビ局が実験プロジェクトに参加しており、実用化された場合のコンテンツが当初からある程度の数で保証されているというのが特長でもある。

デジタルラジオは割り当てられた帯域を音声だけではなく、データ放送に用いることもできる。また、一度に送出できる情報量も1セグメントあたり約300kbsと飛躍的に増加しているため、既存のアナログ波よりも大量の情報をスピーディーに送信できる。

音質についてもCD並みを確保しており、サイズの小さなものであればデータ放送内に映像を盛り込むこともできる。ソニーコミュニケーションネットワーク製の試作端末には液晶モニターが搭載されており、音声コンテンツに合わせた解説などが同時に表示されるようになっている。

現時点ではポータブル型とPCカード型の受信機しか登場していないが、車載型テスト機についても近々登場する予定だという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る