フィアットの乗用車部門トップに、VW出身のデメル氏

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フィアットの乗用車部門トップに、VW出身のデメル氏
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フィアットのジュゼッペ・ムーチョ社長は、赤字の続く乗用車部門フィアット・オートのトップに、フォルクスワーゲン出身のヘルベルト・デメル氏を指名した。同氏は、11月15日に、社長に就任する。

デメル氏は、90年代にフォルクスワーゲンのアウディ部門のトップを務め、同ブランド建て直しの立て役者となった人物。1997年には、フォルクスワーゲン・ブラジルのCEOに指名されたものの、同社の業績はふるわず、2002年に退任。現在は、トランスミッションなどを製造するマグナ・インターナショナル社のオーストリア地区の責任者である。

フィアット・オートでは、フォード欧州の社長を8月に辞めたマーチン・リーチ氏を社長に指名していた。しかし、リーチ氏は、退社後9カ月間は他の会社に就任できないとする契約を、フォードと結んでおり、これを短縮させることができなかったために、今回のデメル氏の起用となった。

いずれにせよ、他社からの人材起用に頼らざるをえないところが、フィアット・オートのおかれている苦境を物語っていると言えそうだ。

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