スズキ『モバイルテラス』コンセプトは、平べったい土台の上にハコを置くのではなく、さらに広い空間を作り出してしまおうというクルマ。
「携帯テラス」の意味の車名を持つこのクルマはエクステリアもある意味インテリアなのである。移動先でその場に溶け込むというよりは、強い主張あるカラーリング。だが形はシンプルで、どちらかというと、建築物のような存在感に近い。
デザイナーの仲田公彦氏は「このクルマは初期のイメージが“お月見をする”というクルマだったんです」と言う。そういえばテラスモードの時が家屋の縁側といえばそれにも似ているかもしれない。
ラウンドフォルムで、回り込んだガラスからは非常にルーミーなイメージである。つまり、締め切っていても、外界との遮蔽感が少ない。ギミックの細かい動 きについてはモーターショー会場でご覧アレ。