【東京ショー2003速報】反転攻勢のプランが見た目にわかる三菱ブース

自動車 ニューモデル モーターショー

販売が長らく低迷していた三菱自動車だが、今回のモーターショーでは元気を見せ付けた。三菱の反転攻勢のために何より必要なのは魅力的な商品だが、三菱は魅力的なコンセプトモデルと新パワーユニットの両方をモーターショーで披露、その道筋をアピールした。

コンセプトカー『i』と『SE-RO』は、ともに三菱が開発中のMRプラットフォームを使用。MRプラットフォームとは、次世代の軽自動車向けの車台で、エンジンをリアアクスル近くの床下に搭載するミッドシップ方式。2560mmと、1.5リットルクラス並みのホイールベースが特徴。両コンセプトカーは、いずれも長大なホイールベースを生かした室内レイアウトとなっており、開発陣は販売台数回復に自信を見せる。

エンジンは660cc〜2.4リットルまで、次世代モデルが4種類展示されている。660ccは三菱独自の開発。1.1〜1.5リットルはダイムラーとの共同開発、生産で、三菱の新型車とダイムラーのSMARTの両方に積まれる。1.8〜2.4リットルは三菱、ダイムラー、ヒュンダイの3社が合弁で設立したエンジン製造会社で生産され、3社に供給される。このうち2.4リットルは直噴ガソリンモデルもラインナップするという。日進月歩のテクノロジーの世界で優位性を確保するのは容易ではないが、三菱の開発意欲は旺盛だ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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