【東京ショー2003速報】スズキはフルサイズセダンをいくらで売る!?

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2003速報】スズキはフルサイズセダンをいくらで売る!?
【東京ショー2003速報】スズキはフルサイズセダンをいくらで売る!? 全 4 枚 拡大写真

スズキブースの隣、シボレーブースに置かれている2台のセダン---『エピカ』と『オプトラ』。スズキはこの両モデルを来年にスズキアリーナ店に投入、拡販を目指すという。エピカは来年後半、オプトラは来年半ば頃とみられている。

このふたつのモデルは韓国の大宇(デーウ)のモデルをリメイクしたもので、欧州ではすでにシボレーブランドで販売されている。

エピカは全幅1810mmというフルサイズボディを持ち、2.5リットル直6エンジンをフロントに横置きするFFセダン。イタルデザインの手によるボディは非常に優雅で、Cピラーからトランクリッドに向かう曲線は、ランチア『カッパ』を思わせる。

ミドルクラスのオプトラはピニンファリーナデザインだが、イタリアンテイストはそれほど濃いわけではない。ショーモデルは1.8リットルだが、日本仕様は2.0リットルを搭載するという。

日本市場への投入は鈴木修会長の一声で決まったと言われる。価格は未定だが、オプトラはフル装備で160万円台、オプトラは「トヨタ・カムリ2.4よりは安くするつもりです」(スズキ関係者)とのこと。210万円台を目指すという。両モデルの仕上がりはきわめて良好だが、プレスの精度は日本の同クラスのモデルに比べてやや劣る。

現在日本市場に進出している韓国メーカーは現代(ヒュンダイ)のみだが、販売面では苦戦に次ぐ苦戦。この2台のシボレーブランドのセダンは、間接的にせよ、日本で韓国メーカーが成功を収めることができるかどうかという試金石とも言えるだけに、今後の動向が注目される。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る