JR東海バス逆走トラブル---中部運輸局が特別監査

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東名高速・吉田インターチェンジ(IC)上り線の進入路をJR東海バスの路線高速バスが約300mに渡って逆走した問題で、国土交通省・中部運輸局は18日、会社側の運行管理体制に不備があった可能性が高いとして、道路運送法違反の容疑で同社名古屋支店への特別監査を実施した。

このトラブルは今月5日に発生した。同日の午後4時15分ごろ、静岡県吉田町内の東名高速・吉田ICの上り線進入路をJR東海バスが運行する名古屋発東京行きの路線高速バスが約300mに渡って逆走した。

このバスは同IC内に設置された東名吉田バス停に停車する予定だったが、運転手が漫然と運転していたために出口を通り過ぎてしまった。運転手はバス停通過の社内処分を恐れ、進入路をバックしたまま走ったと警察に対して供述している。

後の調べでこの運転手が過去に無免許状態で乗務していたことや、同日に別の運転手が大阪市内で一般道の一方通行路を逆走するなどの不祥事が発覚。

これらのことから中部運輸局では「会社の運行管理体制や、乗務員の運転資格把握などに不備があった可能性が高い」として、問題のバスの運行を担当した同社名古屋支店への特別監査を実施することを決めていた。

今回の監査では運行管理体制などについて同社の運行管理者から話を聞くとともに、書類などもチェックする。不備が確認された場合には運行停止などの処分を実施する方針だという。

《石田真一》

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