日本自動車工業会北米事務所は、英文冊子『A New American Dynamic』を発行したと発表した。
この冊子は、米国における日本の自動車メーカーの雇用と投資に焦点をあてて、活動状況、環境対応車など、最新技術への取り組みを紹介しており、米国議会関係者、関係省庁、メディア関係者に幅広く配布している。ホームページからもPDFファイルでダウンロードできる。
具体的な内容では、日系メーカーはデザイン開発、製造、販売などで約40万人を雇用しており、年間260万台の車両を現地生産している。米国販売台数の62%が北米工場製。米国自動車・自動車部品製造に関する投資実績が累計220億ドルを越し、米国製部品購入実績は過去最高の373億4000万ドルを記録したなど。
米国では単月でトヨタがクライスラー車の販売を抜くなど、日本車のシェアが急上昇しているのに対してビッグスリーはシェアを下げている。通商摩擦問題を気にしてか、冊子を配布して米国で理解を深める?