【スバル『R2』発表】微妙に違う「共同開発部品」と「共通部品」

自動車 ニューモデル 新型車
【スバル『R2』発表】微妙に違う「共同開発部品」と「共通部品」
【スバル『R2』発表】微妙に違う「共同開発部品」と「共通部品」 全 3 枚 拡大写真

スバル『R2』のフロントロアアームには“Lアーム”が採用されている。同じGMグループとなったスズキが『ワゴンR』を発売した際、シャシー設計担当者が「ワゴンRと、スバルの新軽自動車はロアアームが共通となる」と説明していたが、それが現実となった。

【画像全3枚】

しかし、厳密に言うと「共通」ではないらしい。R2の車体設計を担当した桜井信也主査は「共通ではなく、共同開発したLアームを採用したと言った方が正しい」という。

「Lアームは両社で共同開発を行ったことは事実ですが、部品の製造を行っている会社も全く違いますし、名称こそ一緒ではありますが全く同一の部品ではありません」

「基本設計は一緒ですが、それぞれのメーカーがクルマの持ち味に合わせた改良を施すことも前提となっています。このR2でもそれは行われておりますし、ワゴンRも改良を施していると思います」と説明する。

ロアアームは基幹部品のひとつだが、クルマの性格を決めるパーツでもある。だからこそ、互いのクルマが表現したいと思っている性格を出すためには、全く同一であることが許されないようだ。

また「部品の共通化によるコスト低減」というアピールはスズキの方が強いが、これについても桜井主査は「部品共通化によるコスト低減より、他の部分でもコスト低減を頑張っているので、それが全てではない」と淡々と語っている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
  4. マルチスズキ、ジムニー5ドアの輸出が10万台突破…最多出荷先は日本
  5. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る