【新聞ウォッチ】三菱自動車、ついに“虎の子”ふそう株まで売却へ

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【新聞ウォッチ】三菱自動車、ついに“虎の子”ふそう株まで売却へ
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年12月10日付

●三菱自動車、資産売却加速へ、海外子会社、ふそう株、新型車開発急ぐ(読売・10面)

●道路4公団民営化推進委、国交省枠組み案を批判、「最終報告」骨抜く懸念(読売・11面)

●マツダ、排ガス規制適合、「ボンゴ バン」発売(読売・13面)

●ゲーム好き高じ車盗み事故、「危険運転」15歳を書類送検(読売・39面)

●川崎・母子死傷、装飾板、死角広げる。前面ガラスに高さ30センチ(朝日・39面)

●「プリウス」米で快走、トヨタ年間目標 3割増に(朝日・9面)

●財界、イラク派遣支持、奥田会長「犠牲者出る覚悟を」(東京・9面)

●自衛隊イラク派遣決定、武器・弾薬輸送せず(日経・1面)

ひとくちコメント

経営再建中の三菱自動車工業がグループの三菱ふそうトラック・バスの持ち株すべてを、筆頭株主の独ダイムラークライスラーと、三菱商事などの三菱グループに売却する方向で検討に入ったことが明らかになった。きのう9日付の日経夕刊が1面トップで特報、きょうの各紙も続報記事を取り上げている。

三菱ふそうは今年1月に三菱自動車から分社し、トラック・バス会社として発足。現在、ダイムラーが43%、三菱自が42%、残りを三菱商事や三菱重工業などの三菱グループが出資している。

ダイムラーと三菱グループへの売却配分は明確になっていないが、ダイムラーの持ち株が過半数を超えるのは確実。実現すれば日本の自動車メーカーが外資系に初めて株式の過半数を握られることになる。

ゴーン社長の元で再建が急ピッチで進んでいる日産と比べると、三菱は売却できる資産があまりにも少ない。“虎の子”の「ふそう株」まで手を付けざるを得ないほどの苦渋の選択を迫られているのが実情だ。

《福田俊之》

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