F1の分裂は回避……SLECとGPWCが合意

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バーニー・エクレストンが会長を務めるF1レースの運営会社SLECと、フェラーリ、フォード、BMW、ルノー、ダイムラークライスラーの自動車メーカー5社による組織GPWC(Grand Prix World Championship)との間で、今後のF1の運営に関し合意に達した、との発表が19日にあった。

GPWC側は、2001年から、F1のテレビ放映権やスポンサー料の自動車メーカーへの配分を増やすように要求してきた。2003年以内に、合意に達しなければ、従来の契約が切れる2008年以降は、独自のレースを開催するとSLECに圧力をかけてきた。今回の合意で、F1レースの分裂は回避された。

合意の内容についての詳細は明らかにされていないが、テレビの放映権やスポンサー料の自動車メーカーの取り分は、今後大きく増加することになるという。

また、当面はエクレストン氏が、SLECの会長の座に居続けることは認めたものの、SLECの株式を上場させることを求めている。株式を公開することで、毎年の決算を透明化させることが狙いとみられている。現在、SLECの株式の25%はエクレストン氏の個人会社が保有し、残りの75%は、JPモルガンなどの銀行が保有している。

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