「激戦が予想されるこのセグメントで、ボルボのコアバリューは安全性にあり、最上級サルーン『S80』と同等の安全性能を確保した」とボルボ・カーズ・ジャパン代表、ケネス・ストロームスホルム氏は語る。
S80に比べて全長が短い『S40/V50』では、前面衝突時の衝撃吸収変形ゾーン(クランプルゾーン)の確保が難しい。
S40/V50では複数のクランプルゾーンからなるフロント構造とし、通常のスチールに加えて異なる強度の高張力鋼板を3種類使用、キャビンに近くなるほど変形の度合いが小さくなるように設計されている。
前方から入力された衝突エネルギーは、クロスメンバー、サイドシルヘ効率よく分散され、また、クロスメンバー、Aピラーの付け根に配したビーム、左右サイドメンバーによって形成される台形構造によりキャビンの変形を防ぐという。
ボルボが考える「ブランド」とは「約束」、と語るケネス・ストロームスホルム氏、ユーザーに「安全への約束」を果たしたのであろう。