「自分が被害者」逆走した泥酔ドライバー

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2月29日未明、福岡県遠賀町内の国道3号線で、37歳の男性が運転する乗用車に対し、逆走してきた別の乗用車が激突するという事故が起きた。

警察では逆走車を運転していた26歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕している。

福岡県警・折尾署の調べによると、事故が起きたのは2月29日の午前2時50分ごろ。遠賀町旧停付近の国道3号線の下り線を順走していた37歳の男性が運転する乗用車に対し、下り線を逆走してきた乗用車が正面衝突した。

この事故で両車とも大破。順走車を運転していた37歳の男性が全身を強く打ち、収容先の病院で死亡していることが確認された。

警察では逆走したクルマを運転し、軽傷で済んだ26歳の男から事情を聞こうとしたところ、この男が立って歩くことすら出来ないほどの泥酔状態であることが判明した。呼気からも高濃度のアルコールを検知した。

このため、業務上過失傷害と道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。被害者が死亡したことを受け、送検時までに容疑を過失致死に切り替える方針だ。

男は自分が逆走していたということにまったく気がついておらず、取り調べに対しても「自分がぶつけられた側だ」として応対していたという。

《石田真一》

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