宴会の打ち合わせに消防車を出動させる

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高知市消防局は1日、東消防署の副署長が定年退職者送別会の打ち合わせに行くという私的な用事のため、勤務時間中に同署に配置されている消防車1台を使用するという不祥事を起こしていたことを明らかにした。

「消防車には4人乗車」という内規があるため、待機中だった隊員3人も同乗させていたという。高知市では「あってはならないこと」として、副署長に懲戒処分を科す方針だ。

これは高知市消防局が1日明らかにしたもの。同局によると、消防車の私的使用が行われたのは2月25日だという。

同日の午後、東消防署で副署長職を務める59歳の職員が、2月27日に開催される定年退職者を対象として送別会の打ち合わせを行うため、会場に選んだホテルに向かう際の移動手段として、署内に待機中だった消防車1台を使用したという。

運転はこの職員が行ったが、同局には「緊急出動時の消防車は4人乗車」という内規があるため、万が一の事態に備え、同様に署内で待機していた隊員3人も乗車させ、ホテルに向かった。

打ち合わせは約30分だったが、消防車はこの間もホテル前で待機。その様子を不審に思った市民の通報によって今回の私的使用が発覚したという。

また、打ち合わせには中消防署と南消防署の副署長2人も同席。参加した全員が「高知市消防局」の刺繍がなされた服のままで勤務時間中にホテルを訪れており、休憩の申請なども出されていなかった。

同局は「公私混同も甚だしい」として送別会の中止を指示。3人に対しては近日中に懲戒処分を実施する方針だという。

《石田真一》

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