アクセルとブレーキ踏み間違えて川に転落

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16日早朝、埼玉県草加市内の川にクルマが転落し、運転していた73歳の男性が水死するという事故が起きた。警察ではこの男性が自宅駐車場から発進する際、アクセルとブレーキを踏み間違えたことが事故につながったとみている。

埼玉県警・草加署によると、事故が起きたのは16日の午前6時ごろだという。草加市稲荷付の住民から「ドンという音がしたので見に行くと綾瀬川にクルマが落ちていた。運転者らしき人が泳いでいる」との通報が寄せられた。

警察が現場に急行した時点では、川に浮いているクルマは確認できたものの、運転者とみられる男性については見当たらなかった。

目撃者が「男性はしばらくの間は浮いていたが、数分で姿が見えなくなった」と供述していたこともあり、警察では男性が川に沈んだと判断。消防のレスキュー隊などとともに捜索に当たった。だが、男性はすぐには発見されず、同日の正午ごろ、事故現場から40mほど下流の川底で溺死しているところを発見された。

死亡した男性は、乗っていたクルマのナンバーから近くに住む73歳の男性と最終的に断定された。男性の自宅は河川敷沿いの市道脇にあるが、家の前にある高さ70cmの土手や、転落防止用のコンクリートブロックにクルマがぶつかったような痕跡が確認された。

これらの理由から、警察ではこの男性が自宅駐車場からクルマを発進させようとした際にアクセルとブレーキを踏み間違え、正面の土手に向かって暴走。転落防止用のブロックも乗り越える形で川に転落した可能性が高いとみている。

《石田真一》

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