16日午後、岐阜県瑞浪市内の国道19号線で、赤信号を無視して強引に交差点に進入しようとしていた大型トラックが、右折中のワゴン車と出会い頭に衝突するという事故を起こした。
この事故でワゴン車を運転していた19歳の男性が意識不明の重体になるなど、合わせて5人が重軽傷を負った。
岐阜県警・多治見署の調べによると、事故が起きたのは16日の午後1時20分ごろ。瑞浪市薬師町付近の国道19号線の交差点で、青信号(矢印表示)に従って右折しようとしていた19歳男性の運転するワゴン車に対し、赤信号を無視、減速しないままで交差点に進入してきたトラックが衝突した。
事故の弾みでワゴン車は横転。衝突したトラックはコントロールを失って道路左側の信号柱に激突した後、中央分離帯を乗り越える形で対向車線に進入。信号待ちをしていたクルマ2台に次々と衝突した。
また、このトラックが激突した信号柱も衝撃で折れ、後方で停止していたトラックの運転席部分を直撃するように倒れた。
この事故でワゴン車を運転していた男性が頭を強打し、意識不明の重体。信号待ちをしていて被害に巻き込まれた乗用車のドライバーなど4人が重軽傷を負い、近くの病院に搬送された。
警察では業務上過失傷害容疑で信号無視をしたトラックを運転していた43歳の男を検挙し、事故当時の状況について話を聞いている。