日産ディーゼル工業は、茂木試験場の土地・建物を日産自動車に売却することで合意したと発表した。売却額は40億2400万円。
日産ディーゼルは、昨年11月に発表した中期経営計画で、栃木県芳賀郡の茂木試験場の売却を打ち出していた。今回、土地32万9722.3平方メートル、建物16物件を含め285物件を40億2400万円で、日産に売却することで合意した。契約日は3月30日で、引渡し日は4月7日。
日産ディーゼルは茂木試験場売却後も試験場を継続して利用する。
同社は2004年3月期決算で、減損会計を早期適用することに伴って茂木試験場の土地、建物約21億円の減損会計を計上する予定。決算見通し発表時には織り込みずみで、業績予想への影響は無いとしている。