ひき逃げ事件、修理工場からの情報でスピード解決

自動車 社会 社会

千葉県警は13日、クルマでひいた女性をボンネットに乗せたまま1kmほど走行、最終的に振り落として死亡させたとして、35歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めているという。

千葉県警・東金署の調べによると、事故が起きたのは8日未明と見られる。同日の午前4時40分ごろ、東金市薄島付近の市道に、女性が頭から血を流して倒れているのを、クルマを運転していた男性が発見、警察に届け出た。

女性はすでに死亡しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。しかし、女性が発見された現場には事故の痕跡が全く無かったことから、警察で現場周辺を捜索したところ、1kmほど離れた場所で壊れた自転車とクルマのブレーキ痕を発見している。その後の調べで、被害に遭ったのは九十九里町内に住む57歳の女性と判明している。

警察では近辺の自動車修理工場などにフロント周辺を大破させたクルマが修理のために入庫していないかなどの照会を行い、該当する部位を破損しているクルマを発見。事故現場から採取した破片とも一致したため、所有者の男から事情を聞いていたところ、ひき逃げの事実を認めたために逮捕した。

取調べに対して男は「怖くなって逃げた」と話しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る